島根有機農業協会ブログ

「クロピラリド」って何?

2017年2月27日

「クロピラリド」ってご存知でしたか?
 
 緑肥のことではありません。
 植物ホルモン系の除草剤(の成分)だそうです。日本では登録されていませんが、海外の牧草や穀物などの畑で使用されることがあるとのこと。
 しかし、実は日本国内でもこのクロピラリドが畑での生育障害の原因となり問題になっているそうです。
 
海外の圃場でクロピラリド散布

牧草や飼料の栽培

日本へ輸出

牛の飼料として使用

堆肥の原料となる

発酵堆肥として販売

日本国内の圃場で使用

生育異常が発生
 
 クロピラリドは分解が非常に遅いため、それに汚染された飼料を食べた家畜の体内→糞尿→堆肥と残留し、結局はその堆肥が使われた国内の畑で影響を及ぼしているようです。このクロピラリドは植物の生長において、成長点の異常や葉や果実の変形等の症状がみられるとのことです。特に低濃度でもトマト、大豆、にんじん、菊など、マメ科、ナス科、キク科、セリ科の作物は敏感との報告があります。
 
 栽培への影響はもちろん、それを摂取したときの影響はどうなのでしょうか?
分解が遅いせいかわかりませんが、人間の健康に影響する危険性はほとんどないとの記載もネット上にありますが、筆者はちょっと心配です。
 
 私も経済性のない生産者の一人ですが、農地に投入するものは慎重に吟味したいと思いました。
 
参考(生育障害が発生した植物の写真も見られます)
https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/network/h26-fukyuu/clopyralid.html
 
参考
http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/seika/kanto17/12/17_12_12.html
 
新聞記事
http://www.asahi.com/special/071031/TKY200912060271.html
 
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_24170.html
 
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-24/2017022404_04_1.html
 
 
こんな感じのがインターネットでも販売されています。
クロピラリド.jpg